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    ・そのうち　そのうちべんかいしながら日がくれる　　相田みつを

受け身　・若者よ頭と体の柔らかい内に受け身をうんと習っておけ、

受け身さえ身につけておけば何回失敗してもすぐ立ち直ることが出来るから。

     　　 そして負け方や受け身の本当に身についた人間が世の中の悲しみや苦しみに

耐えて他人の胸の痛みを心の底から理解できるやさしく暖かい人間になれるんです。

そういう悲しみに耐えた暖かい心の人間のことを観音様　仏様と呼ぶんです。　　相田みつを

・どんな愚痴でも気持ちよく聞いてくれる人　

その人はあなたにとって　大事な観音様だ　　相田みつを

 ・だれにだってあるんだよ　ひとにはいえないくるしみが

      だれにだってあるんだよ　ひとにはいえないかなしみが

      ただだまっているだけなんだよ　いえばぐちになるから　　相田みつを

    ・その人の前に出ると絶対にうそがいえない　その人はあなたにとって　大事な仏様　　　相田みつを

苔の悲しみ　

・わかってたまるか　わかってたまるか　足の下に踏まれてばかりいる

 雑草のくるしみを　陽の当たるところに出たことのない苔の悲しみを　　　相田みつを

・　トマトがトマトであるかぎり　それはほんもの　トマトが

　　　　メロンに見せようとするからにせものとなる　　　相田みつを　　　

「メロンになれ　メロンになれ　かっこいいメロンになれ！　と尻ひっぱたかれて

ノイローゼになったり　やけのやんぱちで　暴れたりしているトマトが

いっぱい　いるんじゃないかなあ」　　　　相田みつを

トマトとメロンをね　二つ並べて比べたり　競争させたりしているのは

そろばん片手の人間だけ　当事者にしてみれば　いいめいわくのこと　　　　相田みつを

トマトもメロンも　それぞれに自分のいのちを　

百点満点に生きているんだよ　　　相田みつを