ブログ

2023年02月25日

二度とない人生だから 一輪の花にも無限の愛をそそいでゆこう

一羽の鳥の声にも無心の耳をかたむけてゆこう、

二度とない人生だから  一匹のこおろぎまでもふみころさない

ようにこころしてゆこう     坂村真民

2023年02月24日

「尊いのは足の裏である」 

1.     尊いのは頭でなく 手でなく 足の裏である 

 人に知られず  一生きたない処と接し 黙々として 

その努めを果たしてゆく    足の裏が教えるもの 

しんみんよ 足の裏的な仕事をし 足の裏的な人間になれ

  坂村真民

2023年02月23日

いかに死するか耳かたむけることもなく、うかうかとして

老いたる人の いかに多きことぞ、川の流れにも風の音にも

告げたまう声のあることを 知ろうともせず、金に名誉に

地位に狂奔し 終わる人のいかに多きことぞ

生死事大無常飛速 時人を待たず 噫噫(ああ)  2

  坂村真民

2023年02月23日

「時」   1

 日の昇るにも手を合わさず 月の沈むにも心惹かれず

 あくせくとして一世(ひとよ)を終えし人のいかに多きことぞ

道のべに花咲けど見ず 梢に鳥鳴けど聞かずせかせかとして

過ゆく人のいかに多きことぞ、二度とないこの人生をいかに生き 

2023年02月22日

「美しい美しいお地蔵さまに」

花を摘んではお地蔵さまに 

水を汲んではお地蔵さまに

遊びつかれてお地蔵さまの 

み手に抱かれてねむっている

忘れぬわが子を思うたび  

お地蔵さまの限りないご恩が

こみあげてきてこの美しい美しい 

お地蔵さまに手を合わす  坂村真民 

2023年02月21日

思うまでたたけ  忍従が何であるか 

圧力が何であるか 軽視が何であるか 

たたきつかれたら  わかるだろう たたき

つぶしたら さとるだろう たたけたたけ 

よってたかってたたけ 気のすむまでたたけ 

たたくだけたたけ  坂村真民

2023年02月21日

かなしきのうた (鉄敷き)

たたけたたけ思う存分たたけ おれは

黙ってたたかれる たたくだけたたかれる 

存在のために 真実のために 飛躍のために 

脱却のために たたけたたけ いい気味だと 


2023年02月20日

かなしきのうた (鉄敷き)

たたけたたけ思う存分たたけ おれは

黙ってたたかれる たたくだけたたかれる 

存在のために 真実のために 飛躍のために 

脱却のために たたけたたけ いい気味だと 

思うまでたたけ忍従が何であるか圧力が何であるか 

軽視が何であるか たたきつかれたら わかるだろう 

たたきつぶしたら さとるだろう たたけたたけ

よってたかってたたけ 気のすむまでたたけ 

たたくだけたたけ   坂村真民

2023年02月19日

あとから来る者のために

 田畑を耕し 種を用意しておくのだ 

山を 川を 海をきれいにしておくのだ

 ああ あとから来る者のために 苦労をし 

我慢をし 皆それぞれの力を傾けるのだ

 あとからあとから続いてくる あの

可愛い者のために   みなそれぞれ自分にできる 

なにかをしてゆくのだ  坂村真民

2023年02月18日

 坂村真民さんの風光

 うつしよにほとけいまして

   うつしよにほとけいまして 

われをみちびきわれを守りたもう 

  うつせみのいのちをいまにいたるまで、

あらしめたもう

  ちから弱きわれにちからをやしなわしめ 

いきるひのかてをあたえたもう

  ああ うつつのごとく ほとけいまして

涙ながるる、光ながるる